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夜明けの唄 6の参考買取価格

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◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[BL]夜明けの唄 6

2025年5月に発売です。

[著者や編集者など]

・ユノイチカ

参考買取価格は375円です。

2025年6月23日時点の参考買取価格です。

ユノイチカ先生によるファンタジーBLの集大成ともいえる濃密な一冊で、エルヴァとアルトの間にこれまで以上に深い絆が育まれる重要な転機が描かれています。物語は戦巫女としての重荷を背負うエルヴァと、彼を支える年下のアルトという主従のような関係から始まり、徐々に主役カップルの心の結びつきが揺るぎないものへと深化していく過程がじっくりと描写されています。

第6巻に収録されたエピソード25~29では、歴代の巫女たちに課せられた残酷な運命が明らかになり、ミカイルは貴族への復讐を図ります。エルヴァとアルトはミカイルを止めようと奔走しますが戦いの最中、アルトが「黒海」と呼ばれる特異な存在の血を引いていることが露見し、エルヴァは彼を失うかもしれない恐怖に襲われます。

巷ではミカイルの最期の悲惨な描写が強く心に残ったという声が多く見られます。呆然とするエルヴァを救ったのは、最後に彼が懐に抱いたアルトの存在であり、そのシーンに救いを感じたとの言及が読書メーターやBookLiveの感想に記されています。一方でアルト側の視点からは、彼自身も黒海という自らの「特異性」に強い不安を抱きつつ、それでもエルヴァとの心の結びつきを信じて覚悟を固める姿が深い感情として描かれているとの分析があります。

巻末には二人のその後が読める番外編「Letters」や描き下ろしも収録されており、本編の緊迫感と重さを和らげつつ、改めてエルヴァとアルトの関係の芯の部分に光を当てています。さらにアルトの旅立ちや、父の過去、そしてラストに背中に浮かぶ不穏な痣の気配など、今後の展開を予想させるフックが複数仕込まれているため、物語はより深みと広がりを帯びつつあります。

全体として第6巻は、フィジカルなバトルと重い任務のプレッシャー、そして深く揺らぐ心情の描写が見事に交錯する一方で、二人の関係が本質的に「互いが必要な存在」として認め合い、信頼を確かなものにするまでのプロセスが丁寧に描かれています。特に感情面にフォーカスした描写の精度の高さや、伏線となる設定の濃密さは圧巻の一言に尽きます。

読者にとっては救いのある切なさが胸に響く一冊であり、重厚なファンタジーの中に籠められた恋愛の尊さが強く心に残る作品です。ページをめくるごとに感じられるエルヴァとアルトの「信頼の証」こそがこの巻の核心であり、読後も長く余韻が胸に残り続けます。今後の展開を確信させるラストの提示が、続巻への期待を大きく高めている点も見逃せません。

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