高校教科書や指導者用マニュアルなどを買取

京都学研究会が編集しナカニシヤ出版から発行された書籍で、2024年4月に発売されました。京都の北部に位置する丹後地域の独特な文化資源を掘り下げ、その歴史的背景と現代への影響を詳しく解析しています。具体的には、中世丹後の社会構造、舟屋の歴史と観光化、伊根浦の捕鯨文化、さらには舞鶴における近代の路面電車計画など、多岐にわたるテーマを扱っています。

歴史地理学や日本考古学の専門家たちが執筆に参加しており、その中には京都府立京都学・歴彩館の館長である金田章裕氏や、京都府立大学の教授である菱田哲郎氏などが含まれます。彼らはそれぞれの専門分野から、丹後地域の歴史的及び文化的側面を探求し、京都の他の地域との比較研究も行っています。

書籍の内容は、先史時代からの丹後の勢力や日本海交易の歴史に始まり、雪舟による「天橋立図」の分析を通じて中世の社会構造を解き明かし、近世の漁業や産業の発展に至るまで広範囲にわたります。また、地域の伝統的な建造物や景観を通じて、観光ビジネスの現状と将来の可能性についても論じています。

地域の過去と現在をつなぐ貴重な洞察を提供し、文化資源の保護と活用の重要性についても強調しています。

教員向け書籍等の買取について

当店では書込があるものも買取ができます。ただし、減額の対象となり、程度によっては買取ができません。本であれば、閲覧に過度の支障がないこと。本以外であれば、利用に支障がないこと。これが条件となります。また、所有したものにご自身の判子やサインをされることもあるかと思います。恐れ入りますが、これも蔵書印として、減額の対象となります。もし可能であれば事前に消しておいて頂ければと思います。ただし、著者や作者本人の直筆サインは、当然、減額はありません。どうぞご安心下さい。