グラモフォンレコード、EP盤等を買取

THE BLUE HEARTSのセカンドアルバムであり、1987年11月21日にリリースされました。バンドのメンバーがジャケットに登場する数少ないスタジオアルバムの一つであり、彼らの個性とエネルギーが視覚的にも表現されています。

本アルバムには、彼らの初期のインディーズ時代に書かれた楽曲が多く含まれており、当時の熱量や情熱がそのまま詰まっています。新たに書き下ろされた「遠くまで」「星をください」「英雄にあこがれて」などの楽曲は、バンドの音楽的な幅を広げる試みとして注目されました。

プロデューサーには佐久間正英が起用され、彼の手腕によって、従来の8ビートにとらわれない多彩なリズムやアレンジが導入されました。これにより、バンドのサウンドはより豊かで深みのあるものとなり、聴き手に新たな印象を与えました。

ボーカル面では、甲本ヒロトだけでなく、真島昌利もメインボーカルを務める楽曲が収録されており、バンド内の多様性が際立っています。特に「ラインを越えて」や「チェインギャング」では、真島の独特な歌声と表現力が光り、アルバム全体のバランスを取っています。

また、甲本のブルースハープやキーボードの導入など、楽器編成にも新たな試みが見られ、バンドの音楽性の進化が感じられます。これらの要素が組み合わさり、アルバムは単なるパンクロックにとどまらない、多面的な魅力を持つ作品となっています。

リリース当初から高い評価を受けた本作は、2007年にアナログジャケット完全復刻版として再発され、2011年にはデジタルリマスタリング版が発売されました。これにより、新旧のファンから再び注目を集め、彼らの音楽が時代を超えて愛されていることを証明しました。

THE BLUE HEARTSの音楽的な成長と挑戦を象徴する作品であり、彼らのキャリアにおいて重要な位置を占めています。その多様な楽曲と情熱的な演奏は、今なお多くの人々の心を打ち続けています。

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