料理DVD、レシピ本、カフェ本、カフェBD類が買取可能

KANOSALAによるおつまみレシピ集で、伝統的な揚げ物おつまみから卒業し、旬の野菜を活かした軽やかで風味豊かな酒肴を多数紹介している一冊です。

本書は2024年11月14日刊行、A5判・144ページ構成、定価1,760円で発行されています。 著者KANOSALAは、Instagram等で「酒呑み彼女がつまみ系サラダを投稿する」活動を通じて人気を博しており、ナチュラルワイン・クラフトビール・日本酒・ウイスキーなど、さまざまなアルコールに合うレシピを手がけています。

本書の構成は大きく四部に分かれており、第1部が「すぐに美味しい野菜の酒肴」、第2部が「肉・魚介・卵・豆腐の酒肴」、第3部が「作りおきもできる酒肴」、第4部が「おもてなし酒肴」です。加えてコラム「つまみになるポテトサラダ７選」や、著者が好きな日本のワイナリー紹介も含まれています。

KANOSALAは本書において「美味しく作るためのマイルール」を掲げています。そのポイントは三つで、まず野菜をたっぷり使うこと、次に食感・香り・味わいのメリハリを意識すること、そして盛り付けで見た目も美味しさを後押しする演出をすること、です。 この方針にもとづき、切るだけ・さっと火を通して和えるだけといった軽い調理法で成立するレシピが多数並んでいます。

題材となるレシピ例には「ズッキーニと生ハムのバジルサラダ」「なすとモッツァレラの揚げ出し風」「にんにく風味のトマトとタコの和え物」「生姜なバンバンジー風」「焼きスナップえんどうのスクランブルエッグのせ」「キャロットラペ」「ごぼうとれんこんのバルサミコ和え」「まぐろのたたきと長芋のガーリックポン酢和え」などが、SNSでの紹介記事で実例として挙げられています。 これらはいずれも素材の個性を活かしつつ、調味も簡潔で風味を引き立てる組み合わせが工夫されている印象があります。

この本が他の一般的なレシピ本と異なる点は、おつまみとしての視点を意識していることです。おつまみには「手間をかけ過ぎず」「味が濃すぎず」「野菜の魅力を楽しめる」ことが求められやすいですが、本書はこれらのバランスを重視し、健康志向や日常的な酒席で使いやすいレシピに仕立てられています。揚げ物中心の従来のスタイルから、野菜を中心に据えたおつまみへのシフトを実践するレシピ集と言えます。

旬野菜の利用を通じて季節感を出しやすく、料理のバリエーションを広げたい方や、日常の晩酌のおつまみを軽やかにしたい方に特に役立つ内容を持っています。見た目や組み合わせにこだわりつつ、調理ハードルを抑えた設計になっているため、実用性と意欲を両立できるレシピ本として魅力があります。

料理本、レシピ本等の買取について

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