BLコミックセット等を現金化

ユキヲによるシュールな日常系コメディ作品で、2012年からWebコミック配信サイトで連載が始まり多数の単行本が刊行されています。人間界に魔界から悪魔・邪神ちゃんが召喚され、召喚した女子大生との共同生活を描くストーリーが根底にあり、巻を追うごとにキャラクター同士の関係や騒動が深まっていく構成です。全体としてブラックユーモアとギャグを基調にしながら、各巻ごとに個性的な登場人物たちを交えた笑いどころや意表を突く展開が多数盛り込まれている作品です。

主人公は邪神ちゃんという下半身が蛇の悪魔で、彼女は人間に召喚された後なかなか魔界に帰れない事情を抱えています。召喚者である花園ゆりねは邪神ちゃんを魔界に戻す方法を知らず共同生活を送ることになり、邪神ちゃんは「召喚者が死ねば帰れる」と信じてゆりねを倒すべくさまざまな奇策やタイトルにもなっている「ドロップキック」で襲いかかりますが毎度失敗し、返り討ちに遭うなどのやり取りが作品全体の大きな笑いの軸になっています。ストーリーの根幹は共同生活の中でのやりとりや勘違い、キャラクター同士の掛け合いが中心で、読者を飽きさせないギャグ要素が豊富に描かれている点が特徴です。

シリーズには邪神ちゃん以外にも多様なキャラクターが登場し、巻を重ねるごとに悪魔や天使、仲間やライバル的存在との交流や対立が描かれます。例えば邪神ちゃんの親友とも言えるメデューサや、天使のぺこらとその周囲のキャラクターなどが登場し、各巻で個別のエピソードが展開されています。一部の巻では季節イベントや都市伝説、個々のキャラクターの掘り下げといった物語が収録されており、例えば第25巻では都市伝説をテーマにした話や八尺様が絡むエピソード、氷族の剣を巡る展開など多彩なエピソードが収録され読者の関心を引きつけています。 この「邪神ちゃんドロップキック」の漫画版はアニメ化もされており、複数のテレビシリーズや特別編が制作されるなどメディア展開も盛んな作品です。アニメでは声優によるキャラクター表現や動きのあるギャグ描写によって原作の魅力が別の形で楽しめるようになっています。コミック1-25巻セットは物語の大部分を収録しており、主要キャラクターたちの活躍やシリーズで描かれるユーモアあふれる日常が一冊ずつ堪能できる構成になっています。

コミックセット等の買取について

デフレが定着し様々なものが安く手に入る時代です。中古品販売も競争が年々激化し、刻々と価格が下がっています。中には上がるものもありますが、時間とともに下がるのが普通です。何十年も経てば、逆に価値が上がるかもしれません。それは中古品ではなく、骨董品という扱いになります。一般的なものであれば、利用し終えたら売りに出す。今の時代はこのスタイルが正しいように思います。また必要になったら買い戻す。または、借りるのでも良いのではないでしょうか？