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メルロ ポンティ 可逆性の参考買取価格

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[学術]メルロ ポンティ 可逆性

2020年10月に発売です。

[著者や編集者など]

・鷲田 清一

参考買取価格は230円です。

2025年2月13日時点の参考買取価格です。

鷲田清一によって書かれ、講談社から2020年に発売された学術文庫です。フランスの哲学者モーリス・メルロ=ポンティの思想とその現象学を深く掘り下げたものであり、その理論の核心にある「可逆性」の概念に特に焦点を当てています。

メルロ=ポンティは、現象学的な方法論を用いて、主観と客観、精神と身体、観察者と観察される対象など、二元論的な対立を超えた理解を展開しました。彼の哲学では、「肉」という概念が中心的な役割を果たし、これは世界と自己が互いに絡み合い、互いに影響を与え合うという考え方を示しています。

本書では、メルロ=ポンティの著作を通じて、彼の現象学の進展を五つの章に分けて詳述しています。初章では「構造」というテーマに基づき、人間の行動や感覚がどのように組織されているかを探求しています。二章「運動」では、身体の動きと知覚の関連性に焦点を当て、現象学的な視点からその複雑性を解き明かします。三章「スティル」では、沈黙や非言語的なコミュニケーションが持つ意味を掘り下げ、「偏差」をテーマにした四章では、言語と沈黙の間の張力とその文化的及び社会的な意味を考察しています。最終章では、「可逆性」について深く探求し、存在の基本的な性質としての「肉」の概念を展開しています。

鷲田清一は、この書籍を通じてメルロ=ポンティの哲学を体系的に解説し、彼の理論が今日の哲学にどのように影響を与え続けているかを明らかにしています。本書を通じてメルロ=ポンティの現象学の深みと広がりを理解することができます。

学術書、岩波文庫等の買取について

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