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ボタン穴から見た戦争 白ロシアの子供たちの証言の参考買取価格
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2016年2月に発売です。
[著者や編集者など]
・スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
参考買取価格は215円です。
※2025年11月6日時点の参考買取価格です。
ロシア語圏のノーベル文学賞作家 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ が、第二次世界大戦期に当時「子ども」であった人々の体験を丁寧に聞き取り、記録した証言集です。1941年にナチス・ドイツが侵攻した旧ソ連・ベラルーシ地域で、15歳以下だった子どもたち101人へのインタビューを通じて、戦争という極限状況が子ども時代にもたらした影響を浮かび上がらせています。
タイトルにある「ボタン穴」という比喩が示すように、外からは見えにくい、衣服のひとつの小さな穴から戦争という大きな暴力が侵入してくるというイメージを想起させます。少年・少女という微視的な視点から戦争を捉えることで、戦闘そのものではなく、村人として生きていた子ども時代を破壊された人びとの記憶が、淡々と、しかし鮮烈に語られています。
内容構成は「1941年6月22日」「ドイツ軍の下で」「疎開の日々」「孤児たち」「少年兵」「ただ記憶の中で」「戦争が終わって」といった章立てとなっており、時間の流れとともに子どもたちが直面した非日常から生き延びた後の人生までが包括的に描かれています。
証言の中には「オーバーのボタン穴から爆弾が落ちてくるのを見ていました」という語り口も登場し、無防備な子どもの視点から戦争がどのように日常生活を侵食したかが、強いリアリティをもって伝えられています。
著者のアレクシエーヴィチは、ジャーナリスト出身で、弱者の声を掬い取る記録文学として評価が高く、著作の一部は「ユートピアの声」シリーズとも呼ばれている背景があります。
学術書、岩波文庫等の買取について
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