1. 買取の特集(トップ)
  2. 学術書、岩波文庫高額買取品

昭和の名短篇-戦前篇の参考買取価格

◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。

◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[中公]昭和の名短篇-戦前篇

2025年4月に発売です。

[著者や編集者など]

・荒川 洋治

参考買取価格は150円です。

2025年8月21日時点の参考買取価格です。

昭和の名短篇戦前篇 は昭和前期から戦中にかけて活躍した作家たちによる短篇をあえて集めた文庫アンソロジーです。芥川龍之介から中島敦、織田作之助に至るまで、激動の時代に生まれた忘れがたい作品を編年順に十三篇収録しています。現代詩作家・荒川洋治が編者兼解説者として選び、その時代の背景や文学的意義にも言及しています。中公文庫のオリジナル企画として刊行された一冊です。刊行は2025年4月22日で、冊子体は約304ページです。出版社は中央公論新社です。

収録されている短篇のラインナップは「玄鶴山房」、「橇」、「闇の絵巻」などです。収録順は原文の発表年代に沿っており、序列ではなく時代の流れを感じられるよう構成されています。解説部分ではアンソロジー全体の位置づけとして昭和期の長篇にも触れ、短篇と長篇の連続性を読者に意識させる構成です。

編者である荒川洋治自身は現代詩作家としても著名で、詩集や評論、エッセイなど幅広く執筆を重ねてきた人物です。詩集「水駅」でH氏賞を受賞し、以降も複数の文学賞に輝くなど高い評価を得ています。2005年には新潮創刊百周年記念「名短篇」の編集長を務め、川端康成文学賞選考委員や日本芸術院賞など歴任しています。今回の文庫もその編集経験と実績を背景に企画されたと考えられます。

昭和前期という時代の曖昧さや変動がある中で、各作家の代表的な短篇を通じてその時代の精神や文学の息吹を実感できる構成になっています。収録作品は現代でも読み継がれる名篇ばかりで、時代の揺らぎと文学の強さが対比的に浮かび上がる印象です。短篇の選び方に加えて解説に「昭和の名長篇」をも論じる点が、読み手の視野を単なるアンソロジーの枠を越えて拡張させる魅力です。

学術書、岩波文庫等の買取について

当店では日本全国へ買取サービスを提供しています。お店は神奈川県にございますが、担当ドライバーがご自宅まで伺います。配送取引先の運送ドライバーがご訪問します。そのため、その場では査定はできません。一旦、お預かりし、お店にて査定を行います。どうぞご期待下さい。