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中国の歴史7 中国思想と宗教の奔流 宋朝の参考買取価格
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宋代中国の政治、社会、文化、宗教、技術など多岐にわたる側面から宋朝を詳細に解析した学術書です。宋代の成立から南宋の滅亡に至るまでの政治的変遷を概観し、同時に宋代の思想文化に重点を置いています。特に、宋代が日本の生活習慣や伝統文化に与えた影響についての記述があります。
宋朝の時代は、中央集権的な官僚制度の確立や科挙制度の改革が進行し、広範囲な階層からの科挙官僚が輩出されました。これにより、文治主義が推進されたとされ、朱子学の公認など学問的な発展もみられました。これらの制度は後の政治・社会・経済システムの基盤となり、特に文化の面では、宋代独自の陶磁、喫茶、書画、文学などの新潮流が生まれました。
著者の小島毅は、東京大学大学院人文社会系研究科の教授で、中国思想・宗教に関する研究を専門としており、「宋学の形成と展開」や「朱子学と陽明学」など、関連する多くの著作があります。講談社創業100周年を記念して企画された「中国の歴史・全12巻」の一環として出版され、学術文庫版としては第4回配本にあたります。
内容は、宋朝の誕生から始まり、宮廷の運営、動乱の世紀、江南の安定、宗教の土着化、士大夫の精神、技術の革新、文化の新潮流など、広範囲にわたるテーマを扱っています。これにより、宋朝が直面した内政および外交の課題、文化的変化、社会の構造などが綿密に描かれています。
宋代の政治や文化の理解を深めたい読者にとって、この本は貴重な資料となります。また、日本と宋代中国との文化的な繋がりや影響を探求する上でも参考になる内容が含まれています。
学術書、岩波文庫等の買取について
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