海外文学、講談社選書メチエなどを買取

三谷隆信によって執筆された書籍で、昭和23年から40年にかけての17年間、侍従長を務めた著者の経験を綴っています。三谷隆信は1892年に生まれ、東京帝国大学を卒業後、内務省や外務省でのキャリアを経て、第二次世界大戦中にはフランス大使として活躍しました。戦後、学習院女子部長や学習院次長を務め、その後侍従長として昭和天皇のもとで働きました。

GHQの方針により再開された地方巡幸の様子や、朝鮮戦争、サンフランシスコ講和条約の締結など、激動の時代を通じて昭和天皇を支えた役割について詳述しています。また、皇太子の訪英を含む国外訪問の際のエピソードも綴られており、侍従長としての多面的な職務が浮き彫りにされています。

本書は中公文庫から文庫判で328ページ、定価は税込みで1,100円で発売されており、内容の豊富さと歴史的価値から、日本近現代史に関心がある読者にとって貴重な資料となっています。さらに、三谷隆信が著者としてどのように自身の経験を文学的に表現しているのか、その文体も注目される点です。

学術書、岩波文庫等の買取について

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