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おのずから と みずから   日本思想の基層の参考買取価格

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[ちくま文庫]おのずから と みずから   日本思想の基層

2023年1月に発売です。

[著者や編集者など]

・竹内 整一

参考買取価格は325円です。

2024年2月10日時点の参考買取価格です。

竹内整一著による日本思想に関する深遠な考察を提供する作品です。日本語の「おのずから」と「みずから」という二つの概念を軸に、日本人の自然観、自己認識、倫理観、無常観や死生観まで、幅広いテーマを探求しています。両語は共に「自ら」と訳されることがありますが、それぞれが示す意味の深さとその思想的背景について、竹内整一は独自の視点で論じています。

日本人の思想や文化の根底にある「成ることと為すこと」、「物と自己」、「自然と自由」といった概念が、如何にして交差し、共和し、相克するかを論じています。特に、これらの概念がどのようにして日本人の基本的な発想や、そこから派生した思想文化を形成してきたのかを掘り下げています。

また、竹内整一は、人生や世界のさまざまな出来事が、個人の行為と外部の力の間の「あわい」で生じると指摘しています。この観点から、日本の思想文化における「自然」「意気」「諦念」の三つの要素が基本的な発想の性格を形成していると述べており、これらの要素を通じて日本人独自の世界観や人生観が如何に形成されてきたかを解析しています。

本書では、思想・宗教・文学・芸能など多岐にわたる領域を横断的に探究し、日本人の自然と自己との相関的認識、超越と倫理との関わりを深く考察しています。これにより、日本思想の基層に迫るとともに、現代に生きる私たちがこれらの思想をどのように受け止め、活かしていくべきかについても示唆を与えています。

竹内整一は、1946年長野県生まれの東京大学名誉教授で、専門は倫理学、日本思想史です。日本人の精神の歴史を掘り返しながら、それが現代に生きる私たちにどのようにつながっているのかを探求し続けています。

日本思想に興味を持つ読者にとって、日本人の思想や文化の根底を理解する上で貴重な資料となります。

学術書、岩波文庫等の買取について

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