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国宝の参考買取価格
◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。
◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。
◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

1950年に制定された文化財保護法に基づく制度で、単なる貴重品ではなく「世界文化の観点から価値が高く、類まれなる国民共有の宝」として文部科学大臣によって選定されるものです。つまりまず有形文化財に分類され、次いで重要文化財として指定され、さらにその中から厳選されて国宝となります。
現在2025年時点で、国宝の指定件数は約902件1144件とする複数の資料が存在しており、美術工芸品と建造物を含む総数はおおよそ千件前後と見られています。うち美術工芸品は約897件、建造物は5件程度だったとされる情報もありますが、他資料では建造物227件、美術工芸品897件、合計1124件との記述もあり、年次や分類の違いによって多少差異があります。
対象ジャンルは多岐にわたり、絵画・彫刻・工芸品・書跡・典籍・古文書・考古資料・歴史資料・建造物などが含まれます。絵画では鳥獣人物戯画や風神雷神図、書跡・典籍では法華経写経や源氏物語、彫刻では東大寺の盧舎那仏や興福寺の阿修羅像、建造物では姫路城や法隆寺、東大寺法華堂などが代表的な例です。仏像では広隆寺の弥勒菩薩半跏像が第一号であり、奈良・東大寺の大仏や鎌倉・高徳院の如来像はその巨大さと美術的価値で知られます。
指定の流れは文化庁による調査、文化審議会文化財分科会および専門調査会での審議、そして文部科学大臣の最終決定という厳格なプロセスです。指定後は保存管理、公開、修理、災害対応、防災設備整備などの義務が課され、補助金も受けられます。輸出は原則禁止され、移動や公開には届け出が必要です。
浮世絵のように広く知られていても量産品では国宝指定は難しく、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」や歌川広重の「月に雁」などは国宝に含まれていません。これは「類いない一点」であることが要件だからです。
近年は保存と同時に活用にも注力されており、2018年以降は公開基準が緩和され油絵や金属製品などは年間150日まで展示可能となり、国宝展では会期延長も起きています。行政や地域では観光資源としても注目され、地元活性化や国際発信の柱ともなっています。
例えば世界最古級の木造建築群として知られる奈良・法隆寺、奈良時代の建築を色濃く残す東大寺法華堂、国宝天守を備える姫路城や彦根城などは国宝であると同時に歴史と技術を示す重要文化資源です。これらは国民の誇りであると同時に国際的にも高く評価されており、次代へ継承すべき重要な文化的資産と位置づけられています。
このように国宝は単なる文化財の枠を超えて、歴史・文化・芸術・社会・地域活性化を繋ぐ存在であり、法制度や専門機関、地域社会を通じて総合的に保護・活用される、まさに「国の宝」と言える文化的象徴です。今後も新たな指定やデジタル化による普及、地域連携が進展することが期待できます。
パンフレット等の買取について
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