1. 買取の特集(トップ)
  2. 落語CD、歌舞伎DVD高額買取品

異界を旅する能 ワキという存在の参考買取価格

◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。

◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[本]異界を旅する能 ワキという存在

2011年6月に発売です。

[著者や編集者など]

・安田 登

参考買取価格は180円です。

2014年8月27日時点の参考買取価格です。

安田登氏が著した能楽の本質とその中でのワキの役割を解き明かす一冊です。能の物語は、多くの場合、旅人であるワキが特定の場所に辿り着き、幽霊や精霊であるシテと出会うことから始まります。この出会いが物語の核心となり、ワキが異界へと導かれることで、能の舞台が展開されます。

ワキの役割は、能の物語において極めて重要です。ワキは現世の存在であり、異界の存在であるシテと対峙します。ワキの旅は単なる地理的な移動ではなく、精神的な旅路を象徴しています。この旅を通じて、ワキは異界の物語を聞き、観客にその物語を伝える役割を果たします。この過程で、能の世界と現実の世界が交錯し、観客は一種の精神的な浄化や再生を体験するのです。

安田登氏は、ワキが異界と出会うことの重要性についても言及しています。能における異界とは、死者の世界や霊的な存在が住まう場所であり、現世とは異なる時間と空間の流れを持つ場所です。ワキがこの異界と接触することによって、現世の問題や苦悩が一時的に解消されると同時に、物語の核心が浮かび上がります。例えば、「定家」という能では、ワキが藤原定家の霊と出会い、彼の執着や未練を目の当たりにすることで、物語が進行します。

また、ワキは能の中で「無用のもの」として描かれることが多く、その無力さが異界との接触を可能にします。この無力さが逆にワキを特別な存在とし、異界の住人とコミュニケーションを取るための鍵となります。能の舞台上で、ワキはシテの話を聞き、時には舞を通じてその物語を体験します。この一連の流れが、観客に深い感動と洞察を与えるのです。

能の数々の作品を具体的に紹介しながら、ワキの役割とその意味を解説しています。巻末には、登場する46の能作品のあらすじが収録されており、これにより読者は各作品の背景やストーリーを理解しやすくなっています。能を学ぶ上で、ワキの視点から見ることで、能の世界観や日本文化の深層をより深く理解することができます。

落語CD、歌舞伎DVD等の買取について

とにかく高く売るにはどうしたら良いでしょうか?その1つに、ご自身にてネットへ販売する方法があります。しかし、ご自身で出品すると、キャンセル対応が必要です。ネット販売において、注文がキャンセルされることは稀ではありません。せっかく売れたのに、これではがっかりです。それなら、最初から確実に売れる買取サービスを利用した方が懸命です。ぜひ一度ご検討頂けましたらと思います。