歌舞伎文庫本や能楽DVD等が査定可能

歌舞伎役者であり日本舞踊坂東流家元の十代目坂東三津五郎が著し、演劇評論家である長谷部浩が編集した書籍です。1956年に生まれた三津五郎は、幼少期から舞台に立ち、2015年に膵臓がんのため59歳で亡くなるまで、歌舞伎と日本舞踊の世界で数多くの功績を残しました。

本書では、三津五郎が舞踊に対する深い愛と理解を語っています。彼は、「踊りを観るのは、理屈ではなく、感動を共有することが重要だ」と説明し、踊りを深く味わうための心得や舞台への姿勢などを分かりやすく解説しています。踊りが持つ華やかさだけでなく、観客がより一層楽しむためのポイントを紹介しているのが特徴です。

三津五郎は、自身の踊りについてだけでなく、日本舞踊全般の本質や技術、振り付けの考え方、坂東流の流儀、そして踊りを通じた身体と心の調和についても述べています。特に、「鏡を見る稽古は禁止」という独自の考え方や、舞台での表現力を高めるための具体的なアドバイスは、舞踊家や歌舞伎役者を目指す人々にとって貴重な指南となります。さらに、彼が影響を受けた人々や、伝統的な踊り「道明寺」「山帰り」など、具体的な作品についての解説も含まれています。

三津五郎が歌舞伎役者として、また一舞踊家として歩んできた道は、数々の受賞歴にも示されています。日本芸術院賞や紫綬褒章をはじめとする多くの賞を受賞し、彼の芸術への貢献は高く評価されました。2015年の急逝は多くの人々にとって大きな損失であり、「坂東三津五郎 踊りの愉しみ」は、彼が残した大きな遺産の一つとして、今もなお多くの人々に読まれ続けています。

舞踊の本質を知りたい人、日本の伝統芸能に興味がある人、そして自分自身の表現力を高めたいと考える全ての人々におすすめです。坂東三津五郎の深い洞察と温かな言葉が詰まったこの本を通じて、舞踊の真髄に触れることができます。

落語CD、歌舞伎DVD等の買取について

ネット上にはたくさんのお店がひしめき合っています。その中で日々、競争し、お互いサービスを向上させています。当店も例外ではありません。お客様より厳しいご意見やご感想を頂くことも多々ございます。真摯に受け止め、お客様のご指導を踏まえて成長したい。そんな思いでお店を続け、今に到っております。全てのお客様を絶対に満足させられるという自信は、まだありません。しかし、原因を謙虚に問い、再びご利用頂けますよう精進し続けて参ります。