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台湾の少年 1 統治時代生まれの参考買取価格

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[台湾]台湾の少年 1 統治時代生まれ

2022年7月に発売です。

[著者や編集者など]

・游 珮芸

・周 見信

・倉本 知明

参考買取価格は1,025円です。

2025年10月28日時点の参考買取価格です。

1930年、旧日本統治時代の台湾・台中市清水区で生まれた実在の人物、蔡焜霖を主人公にしたグラフィック・ノベル作品です。著者に游珮芸と周見信、翻訳に倉本知明が携わり、刊行は 岩波書店 によって行われています。

青年期までの蔡焜霖の軌跡を通じて、台湾の近代史を個人の視点から描き出しています。物語は、読書が好きで成績優秀な少年として育った蔡焜霖が、「教育者になる」という夢を胸に、日中戦争・太平洋戦争へと向かう時代の波に翻弄されながら成長していく姿から始まります。

日本統治時代の終焉とともに台湾が迎えた変化、戦後における中国国民党支配下の台湾、そしてその影で進行した「白色テロ」と呼ばれる戒厳令期の迫害と監視社会の影響が物語の根底に流れています。読者は、祖国台湾における抑圧と抵抗、社会的な記憶の暗部といったテーマにも触れることになります。

グラフィック・ノベル形式であるため、文字による説明だけでは伝わりにくい歴史的・感情的なニュアンスも、絵と語りの両面から叙述されています。視覚的要素と物語の融合を通じて、「個人」と「国家/社会」の接点が読者にしっかりと提示されており、歴史書では伝わりづらい人間の姿が浮かび上がります。

本巻が描く時期は「統治時代生まれ」という副題通り、台湾が日本の統治下にあった時期から、戦後の混乱期へ移行する初期段階に焦点を当てています。そのため、教育制度の変遷、言語・文化・権力構造の変化、住民の意識変化といった複数の歴史的レイヤーを読み取ることが可能です。たとえば、戦後に北京語教育を学び直すなど、主人公が自らの立場を再構築しようとする描写などが紹介されています。

翻訳者倉本知明氏の手によって日本語版が丁寧に仕上げられており、日本の読者が台湾近代史を「当事者の声」として理解しやすい構成になっています。また書店員向け資料によれば、書評でも高い評価を得ており、例えば「朝日新聞」や「日本経済新聞」に掲載されたことも紹介されています。

台湾ドラマ、台湾音楽、台湾関連書等の買取について

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