劇団四季ビデオ、文学座写真集、演劇CD類を現金化

演劇ユニット劇団ゲキハロの第7回公演「サンク ユー ベリー ベリー」を収録した映像作品で、舞台をそのまま映像化する形で発売されています。出演は、女性アイドルグループBerryz工房を中心に、あいざわ元気、池田稔、佐野香織里といった俳優陣も脇を固めています。舞台本編の収録に加えて、映像フォーマットや仕様に関してもきちんと情報が公開されており、演劇作品の記録媒体としても価値の高い作品です。

全国女子高校合唱コンクールを舞台にした青春群像劇で、Berryz工房メンバーが高校生役として合唱部での切磋琢磨や成長、友情、挫折といったテーマを描き出しています。 演出および脚本を塩田泰造が務めており、演劇ユニットならではの舞台演出とアイドルとしての表現が融合した作品になっています。 収録時間はおよそ2時間10分、画面サイズ16：9LB、片面一層仕様、音声はリニアPCMおよびドルビーデジタルのステレオ音声が採用されており、舞台を可能な限り忠実に映像化する構成になっていることが確認できます。

出演メンバーの中でも、Berryz工房が活動中期にあった時期のステージという点が特徴で、アイドルとしてのライブ／歌唱パフォーマンスだけでなく、役として演じる「舞台女優」的な顔を見せている点が観どころです。合唱部を描く演劇的要素と、アイドル的なライブ感覚のハイブリッドという構造が、本作を単なるアイドルDVDとは異なるものにしています。舞台上で歌唱・演技・合唱という複数の表現モードを切り替えるメンバーの姿が、当時ならではの「等身大」の魅力を持っています。

舞台の背景も興味深く、池袋サンシャイン劇場ほかで2009年9月に上演された回を映像化しており、劇中において「弁天篇」や「丸富篇」といった章立てがあり、合唱部と学校間の競争や部員の葛藤、青春群像劇として展開していきます。 こうした構成によって、単に歌を聴く・見るという受動的な鑑賞を超えて、物語に没入する味わいがあります。

この作品を通じて注目したい点は、アイドルグループの枠を超えて舞台作品として成立させている点です。Berryz工房のファンにとって思い入れの強い時期を捉えた作品であり、演劇ファンにとっては合唱部を題材にした青春劇の構造が楽しめます。舞台と映像のギャップ、アイドルが演じるという構図、そして合唱という「歌」を軸にしたドラマ性が重なり合っており、映像作品としてもまた、舞台作品としても多面的な鑑賞価値を備えています。

宝塚歌劇、劇団四季等の買取について

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