ミキサーやヒップホップやSpinnin' Recordsなどを取扱

ユーロビートのコンピレーションシリーズ「SUPER EUROBEAT presents 頭文字[イニシャル]D Dream Collection」の第1弾として、2019年1月11日に発売された2枚組CD作品です。本作は、人気アニメ／漫画シリーズ「頭文字D」を起点にした「ドリーム・コレクション」として位置づけられており、ユーロビートというジャンルの魅力を再提示する意図で制作されています。ユーロビートの定番的な楽曲に加えて新曲も多数収録されており、ノンストップ仕様のミックス形式で2枚組・全60曲というボリューム感が特徴です。

ディスク1は「Hillclimb Stage」、ディスク2は「Downhill Stage」というテーマで構成されており、前半と後半で異なる走りのイメージを演出しています。例えばDisc1にはDave Rodgersの「Space Boy 2018」やMiss Hellyの「Shy Boy」などが収録され、Disc2には「Get Me Power」や「Deja Vu 2018」などが並びます。この構成により、「疾走感」「高揚感」「爆走」といった「頭文字D」シリーズにおけるドリフト・峠道・勝負のスピリットをユーロビートのサウンドで再現しており、ユーロビート好きのみならず、「頭文字D」ファンにもアプローチする趣向が感じられます。レーベルの意図として「ドリーム」「コレクション」という名称が示す通り、過去の名曲再録＋リマスター＋新規録音を含む「夢のカーニバル」的な編集となっています。

ノストップ仕様でカットイン・カットアウトが少ない構成になっており、通しで聴くことでミックスDJ的な連続体験が得られます。実際、カーオーディオやドライブ用途でのレビューも見られ、「テンションが上がる」「アクセルを踏みすぎてしまいそう」といった声があります。この作品をユーロビート・コンピレーションとして検討する際に注目したいのは、まず「シリーズ性」です。「頭文字D」関連のユーロビート・アルバムとして50枚以上を数える中で、ドリーム・コレクションとして一つの区切りを設けたものです。次に「コンテンツ構成」で、過去楽曲の再録だけに留まらず、新曲・ミックス仕様を加えて新たな価値を付与していることが挙げられます。最後に「連続再生体験」で、60曲という多曲数ながらノンストップ・ミックス形成により「通して聴ける」強みを持っています。

クラブミュージック等の買取について

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