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ルドンー秘密の花園 図録の参考買取価格
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三菱一号館美術館で開催された特別展覧会の図録です。フランスの象徴派画家オディロン・ルドンの作品を集めたもので、特に植物をモチーフにした作品に焦点を当てた前例のないものでした。ルドンは1840年にフランスのボルドーで生まれ、20歳ごろから画家を志し、幻想的な作品で知られるようになりました。彼の作品は、印象派と同時期に活動しながらも、独特の幻想的な世界観で異なる道を歩んだことで注目されています。
三菱一号館美術館が所蔵する「グラン・ブーケ」を含むドムシー男爵の城館の食堂を飾った壁画の一部として、オルセー美術館所蔵の15点の壁画と合わせて展示されました。これらの作品は、ルドンが植物を豊かに、そして独自の視点で描いたもので、画家の内面世界と幻想的なイメージを反映しています。展示作品の多くは世界各地から集められ、特に岐阜県美術館やナショナル・ギャラリーからの貸し出し品も含まれていました。
ルドンは自身の作品について、「作者のためのエチュード」と称し、生前にはあまり公開されなかった小型の風景画も多数含まれていました。彼の画業は、最初は黒を基調とした作品で知られていましたが、その後色彩豊かなパステル画へと移行し、「黒」は画家の作品から姿を消しました。しかし、植物のモティーフは彼のキャリアを通じて一貫して描かれ続けた主題であり、この図録に収められた作品にもその傾向が見られます。
また、ルドンは植物学者アルマン・クラヴォーや銅版画家プレダンの影響を受けたことで、彼の作品には幻想的で神秘的な要素が多く含まれています。特にクラヴォーの影響は、ルドンが描いた人間の頭部を持つ植物など、自然と超自然を織り交ぜた作品に顕著に表れています。
ルドンの植物をモチーフにした作品を中心に、彼の独特な世界観と芸術性を深く掘り下げたものです。ルドンの作品は、見る者に幻想的な内面世界への旅を提供し、今もなお多くの人々を魅了してやみません。
図録、画集等の買取について
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