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絵でわかるアートのコトバの参考買取価格

◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。

◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[絵画]絵でわかるアートのコトバ

2011年4月に発売です。

[著者や編集者など]

・「美術検定」実行委員会

参考買取価格は190円です。

2025年11月3日時点の参考買取価格です。

本書の特徴は、「美術作品のキャプションや解説、作品名などに頻出する「美術の言葉」」を、図解・作品イメージとともに整理して紹介している点にあります。紹介されている言葉は全部で153種類。ジャンル別に、「西洋美術/西洋建築/西洋工芸・デザイン」「日本美術/日本建築/日本の工芸」「色彩」の3部構成で綴られています。

判型はB6サイズ、全103ページというコンパクトなハンドブック形式なので、美術初心者が手軽にパラパラと眺めながら知識をつけるのに適しています。 内容は決して膨大ではありませんが、「知っておくと作品鑑賞が深まる」言葉を厳選して用語ごとに簡潔に解説しており、「絵を見て意味がなんとなくわかる」ように構成されています。

特筆すべき点として、「絵でわかる」というタイトル通り、文章だけでなく視覚的な資料を用いて用語の意味やイメージを補強しているため、視覚的学習を好む方にも親しみがあります。さらに、用語のチョイスに「キャプションで見かける」「作品解説で出てくる」といった実践的な視野があり、美術展の解説パネルやカタログ、図録を読む際にも役立つ視点が得られます。

ただし、本書はあくまで入門用・辞典代わりの体裁で整理されたものであるため、各項目は比較的短めであり、用語ごとに深く掘り下げているわけではありません。実際のレビューにおいて「タイトルに反して絵のサイズが思ったより小さかった」「美術知識が少ないと難しく感じた」という声も見られます。 そのため、「まったく美術を知らない」方には少し負荷を感じる可能性もありますが、「展覧会を楽しみたい」「美術用語をざっと押さえたい」という目的には十分な内容と言えます。

例えば西洋美術の章では「バロック」「ルネサンス」「テキスタイルデザイン」など、技法・様式・素材に関わる用語が登場し、日本美術や建築の章では「神明造」「花鳥風月」「琳派」等が扱われています。色彩の章では「補色」「色相環」「中間色」といった用語が視覚資料と共に紹介されており、幅広い美術関連知識が網羅されています。

展覧会や美術館で「あれ、この言葉どういう意味かな?」と立ち止まった際にさっと参照するための頼もしい一冊になり得ます。知識の土台を軽く作りたい方、あるいは作品鑑賞の視点を少し広げたい方には適した書籍です。以上を踏まると、美術への興味を掘り下げるための第一歩として、特別な予備知識がなくとも活用できる実用的なガイドブックと捉えることができます。

図録、画集等の買取について

お客様ご自身がどこでその品物を買ったのか。それが査定に影響することはございません。ネットで買われたものでも、店頭で買われたものでも同じです。どこで買ったかではなく、どのような価値があるか。それのみが査定に影響する部分です。