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小林清親 文明開化の光と影の参考買取価格
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明治時代の大変動期に活躍した浮世絵師、小林清親の没後100年を記念して開催された展覧会の図録です。版画、肉筆画、スケッチなど約280点を通じて、清親の多面的な芸術性を総合的に紹介しています。清親は、日本の急速な近代化と西洋化の中で、新たな表現手法を模索し、特に「光線画」と呼ばれる独自の技法で知られるようになりました。西洋絵画の影響を受け、光と影を鮮明に表現することで、当時の東京の発展と人々の生活の変化を描き出しました。
小林清親は、1847年に江戸で生まれ、幼少期から絵を描く才能を示しました。しかし、明治維新後の変革期には生計を立てるために苦労し、様々な職を経験しながらも絵画への情熱を捨てることはありませんでした。1876年には「東京名所図」シリーズで一躍名声を博し、社会風刺漫画や戦争画など、多岐にわたるジャンルで活躍しました。しかし、新聞や写真などの新しいメディアの出現により、浮世絵師としての注文が減少し、晩年は全国を旅しながら肉筆画を揮毫する生活を送りました。
本図録には、清親の生涯と作品を網羅的に紹介する224ページが含まれており、「最後の浮世絵師、明治の広重」と評される清親の絵画の近代化への貢献と、その複雑な時代背景を理解する上で貴重な一冊となっています。
清親の作品は、日本の近代化を象徴する東京の風景や、西洋の画法を取り入れた新しい浮世絵のスタイルを通じて、文明開化の光と影を捉えています。その独特な視点と表現力は、今日でも多くの人々に影響を与え続けています。
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