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風俗画の参考買取価格

◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。

◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[図録]風俗画

1987年11月に発売です。

[著者や編集者など]

・出光美術館

参考買取価格は1,140円です。

2015年5月6日時点の参考買取価格です。

風俗画は、庶民の日常生活や習慣、地域の風土を描いた絵画のジャンルです。各国で異なる時代と文化的背景に基づいて展開されてきました。特に、日本では江戸時代に浮世絵として発展し、美人画や役者絵など、人々の暮らしや楽しみを表現することが多かったです。これらは、当時の市民生活の側面や風俗を伝える貴重な資料ともなっています。

フランスでは17世紀にルイ・ル・ナンなどの画家が日常生活を描いた風俗画を制作し、その後の世紀にはヴァトー、フラゴナールといった画家がより感傷的なスタイルでこれを発展させました。また、イギリスではウィリアム・ホガースが社会風刺を含む連作で風俗画を手がけ、その後も多くの画家がこのジャンルで作品を残しています。

日本の風俗画は、平安時代から見られる絵巻物にその起源を見ることができますが、特に江戸時代には広く一般に親しまれるようになりました。京都や江戸を中心に多くの画家が市街地や遊里を舞台にした作品を残しており、これらは後の浮世絵に繋がるものとなっています。また、浮世絵は風俗画の一環として、人々の日常や娯楽を捉えたものであり、洛中洛外図や遊楽図といったテーマが多く見られます。

風俗画はその本質において、日常生活を通じて人間性や社会の真実を浮き彫りにする芸術形式であり、画家たちは観察した現実をもとに人々の生活や文化、時代の変遷を色濃く描き出しています。このため、風俗画は単なる美術のジャンルを超え、その時代の社会や文化の鏡としても価値があります。

出光美術館では、これら風俗画を含む様々なジャンルの芸術作品が展示されています。特に日本画や東洋の陶磁器、さらには西洋の絵画も収蔵されており、文化財としての価値も高いです。美術館は東京と福岡に分館を構え、特別展示も行われていますが、建物の老朽化に伴い、2025年には一時閉館し建て替えが行われる予定です。

図録、画集等の買取について

買取させて頂くお品物の中には私物が含まれていることもございます。例えば、領収証やメモなど。中にはスナップ写真などもございました。そのような場合、適宜お客様へ確認させて頂いた上で処分しております。できましたら、事前に含まれていないかチェックして頂ければと思います。大切なお品物はお手元に置いて頂ければ幸いです。