1. 買取の特集(トップ)
  2. 図録、画集高額買取品

鳥獣戯画の謎の参考買取価格

◎参考買取価格は新品同様の状態を前提としています。

◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。

◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[画集]鳥獣戯画の謎

2015年2月に発売です。

[著者や編集者など]

・上野 憲示

・今村 みゑ子

参考買取価格は450円です。

2015年6月3日時点の参考買取価格です。

鳥獣戯画は平安時代末期から鎌倉時代にかけて描かれた日本最古の漫画とも称される絵巻物です。動物たちが人間のように振る舞い、相撲を取ったり、囲碁を楽しんだりする様子を描いています。甲巻ではウサギやカエルなどが主役として登場し、これらの動物が人間の社会活動を模倣しているように見える場面が描かれています。一方で、乙巻では動物たちがより写実的に描かれ、ウシやニワトリ、イヌ、ヤギなどの日常的な動物や、伝説上の生き物も登場します。

丙巻では、前半部にはこれまでには珍しく人間が登場し、囲碁を楽しむ僧や賭け事に興じる人々の様子が描かれています。後半部には再び動物たちが登場し、遊戯に興じる様子が擬人化されています。特に、サルとカエルが主役となり、ウサギはほとんど出てこないのが特徴です。この巻は元々厚手の紙の裏表に描かれ、後に2枚に剥がして繋げられたことがわかっています。

鳥獣戯画には様々な解釈が存在し、その魅力は時代を超えて多くの人々を引き付けています。例えば、特別展「鳥獣戯画 ―京都 高山寺の至宝―」が東京国立博物館で開催された際には、一般公開され、その独特な表現や歴史的価値が改めて注目を集めました。

鳥獣戯画が今なお多くの人々に愛され、研究され続ける理由の一つに、その奥深い謎や魅力が挙げられます。動物を通じて人間社会を風刺したり、動物たちの自然な姿を描いたりすることで、人々は自然や生命の尊さ、人間の営みの滑稽さなど、多角的な視点から作品を楽しむことができます。また、その独特の表現方法は、日本の漫画文化のルーツとも考えられ、現代にもその影響が見られるという意見もあります。

本書では、修復を終えたばかりの高山寺所蔵『鳥獣戯画』絵巻のほか、現在国内外に散らばっているコレクションも紹介し、わかりやすく丁寧な解説で鳥獣戯画の謎に迫ります。

図録、画集等の買取について

インターネットは広く普及し、総務省の調べでは80%近い普及率でした。電気や水道同様に、もはやあって当たり前といっても良いかもしれません。単語を調べたり、地図を見たり、皆さん一度はご経験があるかと思います。逆に、ネットの登場にて廃れつつあるものもあります。例えば、純粋な地図や辞書がそれにあたります。全てがそうではありませんが、ニーズは以前より下がっています。使い手がネットに移ってしまった製品は、買取時でも価値が下がります。ただし、調べるだけでなく、楽しめる付加価値のある地図や辞書は別です。一つ覚えておいて頂けましたら幸いです。