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現代相居飛車ってこういうこと 矢倉・雁木・相掛かり編の参考買取価格
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◎買取時は、状態や需要、在庫数等を再考慮して査定します。
◎参考買取価格は常に変動しているため、目安とお考え下さい。

[将棋]現代相居飛車ってこういうこと 矢倉・雁木・相掛かり編
2025年6月に発売です。
[著者や編集者など]
・斎藤明日斗
・岡部怜央
参考買取価格は1,095円です。
※2025年7月14日時点の参考買取価格です。
斎藤明日斗六段と岡部怜央五段による対話形式の研究書で、プロ棋士間で注目される現代相居飛車の「今」を深掘りしています。矢倉・雁木・相掛かりという三大戦型を、最新のプロ対局に基づくテーマ図を起点に分析しています。まず矢倉編では急戦的な展開や矢倉vs雁木の攻防に着目し、実践的感覚と構想の裏側がわかりやすく語られています。次に雁木編では先手急戦対後手雁木の構図や相雁木の成立条件などを扱い、AI時代に脚光を浴びる新型雁木の優位性に迫っています。相掛かり編は実に11の変化型に細分され、それぞれの▲9六歩型や▲1六歩型、▲6八玉型などで序盤から中盤への流れと狙い筋の共通項を整理しています。
本書の特色は「会話形式の説明」により、棋士が実際に対局中どういう思考をしているか読み取れる点にあります。そのため棋譜をなぞるだけでなく頭の中での対話も体験でき、観戦時にも「なぜこの手が選ばれたのか」と理解できる視点が身につきます。
プロの間でのホットな局面を起点とする構成により、各戦型の変化に共通する構造やパターンを横断的に比較できる仕掛けが施されています。これは従来の教科書的な縦型定跡解説では得られない視点であり、「相居飛車をヨコに見る」という意図が鮮やかに反映されたアプローチだといえます。
特に雁木の項では、新型雁木の定義やその特徴、△6七銀や△7七角など最新の陣形と定跡を背景知識にまとめながら、斎藤・岡部両棋士がどのように読み進めて実戦につなげるか語る場面が興味深く描かれています。AI研究が進化した現在において雁木が再評価された背景もこの本を通じて浮かび上がります。
相掛かり編では、序盤派生の細分化された11パターンを手厚く扱っており、すぐに実戦で役立つ構想と実例が豊富です。各型ごとの注意点や狙い筋が整理されており、進化した相掛かりを総合的に理解する一冊になっています。
全体として従来の定跡本とは異なり、対局者の思考の「過程」に焦点が当たっているため指し手の選択理由が腹落ちしやすく、観戦力や実戦力の底上げにつながります。プロ間でトレンドとなっている局面を対話を通じて学べるので、新しさを感じながら戦型を俯瞰して整理できる点が際立っています。
将棋本、囲碁本等の買取について
500円であるお店に売ったものが、1,000円で売られている。お店の儲けは500円?直感的にはそう思えても、良く考えてみる必要があります。1,000円は売っている値段であり、売った値段ではありません。売れるまでの間は、お店には1円も入りません。その間、商品を大切に保管しておく必要があります。そして、最終的に売れなければ、お店は損をします。当店では保管のコストと売れるかどうかを慎重に見極めて査定します。できる限り正確に出せるよう、少しずつ前へ進んでおります。